破損した製品
ワイヤーとビーズのネックレスを作って、うちの子どもに遊ばせていましたが、破損しました。3歳の子どもでもワイヤーを切る腕力があるのですね……。
感心している場合ではなく、ほぼ同型のお子さまサイズのネックレスを販売済だったので、お客様にご連絡。やはり破損していたとのことなので、お詫びしました。申し訳ございません。
ひとまず子どもの分は太い番手のワイヤーで組み直しましたが、これで解決なのかは自信がなく、少し様子見です。
うちの子は自分で身につけるというよりも、机の脚に巻きつけてみたり、くまのぬいぐるみに付けてみたり、留め具が磁石なので、冷蔵庫にくっつけたり、機関車のおもちゃをくっつけてひっぱったり、多様な遊び方をしています。巻きつけて引っ張ると、一点に力がかかるんでしょうね……。引き続き観察します。
販売するなら、安心して遊べるものでないとと思いますので、引き続き技術の研鑽に努めます。申し訳ございませんでした。
急須を新調しました。
新しい急須を買いました。先代の急須を割ってしまったので。
これは先代の急須の在りし日の姿です。奥に写っている、かもしか道具店のしぼり出し急須。萬古焼です。注ぎ口が三角になっていて、洗いやすくて良かったのです。日本茶インストラクターの実技試験の練習にも使いました。本番が横手の急須なので、同じく横手で、モダンなものを探してこれにしました。
が、うちの夫が左利きなので、横手の急須は使えないんですよね。これは誤算でした。右利きだと気づけなーい。横手の急須は、左利きの人にはスープ用のレードル並みに使いづらいものらしいです。右利きだと、横手は片手でざっと淹れられるので便利なんですけどね。(日本茶インストラクター的には、左手で蓋を抑えるのが優雅で良いらしいですが……。)
この急須は割れてしまったものの、金継ぎすれば使えるようなので、そのうちに修繕してみたいなと思います。
新しく買ったのはこれ。東屋の平急須後手。これは常滑焼。後手なので、夫も使えますね!(お茶を淹れてくれるかは不明。)
私、急須はすぐ手に取れるところに置いておいて、煎茶もほうじ茶も紅茶も烏龍茶も、全部同じ急須で淹れてしまいます。とても雑な運用。使い分ける手間もかけられないし、たくさんの急須やティーポットを収納する場所もないので。
でも、この黒い急須は、ちょっと中国茶を入れるチャフー(中国茶用のティーポット)にも似ているし、後手だから紅茶を淹れても違和感ない気がするし、懐が深そうな見た目で、とても良いです。
さて、執筆現在、この急須で最初に何のお茶を飲もうか考えています。この時間が楽しい。何を淹れようかな。
キンドルはストック型ビジネスか?
ストック型ビジネスと、フロー型のビジネスがありまして、アマゾンの電子書籍、キンドルはどっちだろうなーと考えています。
私の中の今の結論は、キンドルはフロー型ビジネス。ただし、すごくロングテール。
学生の頃、書店でアルバイトしていました。そのときに聞いたのが、「本のリピーターは基本的にいない」。同じ本を同じ人が買うことは、基本的にはありませんし、書店としてはそれを狙いません。
私はミヒャエル・エンデの『モモ』がものすごく好きで、岩波少年文庫版で買っては他人に貸しています。貸したきり戻って来ないとまた買います。5冊くらいは買ったかな? 今手元にあるのは1冊です。
でも、そんな買い方はきっと特殊。私も他の本はそんな買い方をしません。基本的には同じ本は1冊しか買わないものです。
キンドルも同じだと考えています。ましてや電子書籍ですから、貸したり、無くしたりはありません。ひとり1冊しか買わないものです。
なので、発売時に宣伝したとして、その後は尻すぼみに販売数が減ります。ただし、リアル書店と違って、売れていなくても購入できるようにしておくことができます。(リアル書店では売れない本は返品されていき、新刊のために棚を空けます。)なので、ロングテール。ピークが過ぎた後もちびちび売れていきます。
というわけで、「キンドルはストック型ビジネス」と言われると、私は首をかしげます。アマゾンから見たらストック型ビジネスかもしれませんが、執筆者から見るとロングテールだけど、フロー型。売買のビジネスです。発売後に読者を延々と拡大し続けるのは困難だと思うのです。
では、キンドルで稼ぎ続けるにはどうしたら良いかというと、何冊も書き続ける、もしくは、キンドル出版の斡旋や指導をする、ですかねぇ。どちらも大変だぁ。
花やしきに子どもとふたりで行ってきたよ
缶詰から開放されたので、子どもと2人で花やしきでぱーっと遊んできました。子ども、遊園地デビュー!
— あや🐼フルマラソンに出るらしい。 (@aya_keiei) 2022年12月30日
入園料は大人1,000円、未就学児無料、のりものフリーパス未就学児2,200円、未就学児の付き添いの大人1人はのりもの無料。
つまり、3,200円で親子2人のりもの乗り放題、なんというコスパ! pic.twitter.com/yi4uOTo4Yl
もうね、年末、子どもに散々我慢させていたのです。主に夫のせいですけど。
というわけで、夫は家に置いておき、子どもと2人で花やしきへ。子どもは初めての遊園地。最寄りの遊園地なので選んだのですが、これがめちゃくちゃ良かったです。
入園料とのりもの料金はツイートに書いた通りで、親子2人だとコスパ抜群。フリーパスではないのりもの券もあるのですが、ガンコな子どもは疲れ果てるまでは頑として帰らないと思ったのでフリーパスにしました。万一、お昼に子どもが眠くなったらそのまま帰っちゃえば良いかなという気楽さで行けるなと思いました。結果として10時から17時まで遊び倒していましたが。
3歳半でも乗れる乗り物がたくさんあって、園内マップは見ずに、子どもが指さすまま、リクエストのままにのりものに乗りました。敷地が狭いので、無計画に回っても大丈夫。待ち時間はそれなりにありましたが、のりものの観察をしつつ、どうにか待つことができました。のりものに乗れたら、子どもは真剣な顔。
子どもはのりものの見た目で選ぶので、乗った後「こわかった……」と言うこともありますが、まあそれも経験かな。ジェットコースターも大きくなったら乗りたいそうです。私は嫌だよ(絶叫系苦手)。
めちゃくちゃ楽しかったですねぇ。年末に楽しい思い出をひとつ増やせて良かったです。来月、合格発表の後に来ても良いな……。
ブログの書き方
ひとつ30分くらいで書いているこのブログですが、一応こんな工程で書いています。
①ネタをストックする。
これはブログネタになりそうだなーと思ったネタを思いついたら、ブログの下書きにタイトルだけを書いて保存しておきます。
執筆現在、今はこんな感じ。
これは思いついたときにやらないと忘れます。随時やります。全部書くとは限りません。
②ヒマなときに、下書きを見ながら書けそうなやつを書く。
ネタは思いついているので、ほぼ作業です。ばばばっと書いて、後から順番を並び替えて、おしまい。
100%完璧を目指しません。つながりがいまいちだなーとか、オチがないなーと思っても、8割くらいの完成度で出します。書き上がらなければしばらく放置して、次の機会に書きます。
③予約投稿の設定をする。
ブログのセオリーから言えば夜に更新するのが良いはずですが、中小企業診断士界隈は朝型が多いので朝5時更新です。朝勉を邪魔するスタイル。
予約投稿済みの原稿がいくつかあるので、タイムリーな話題で先出ししたければ日付の設定を変えて順番を入れ替え、先に出したい原稿を先に公開します。
予約投稿済みの原稿を読み返し、投稿される前に直すこともよくあります。
こんな感じでゆるゆると書いております。
手作りおせち
おせち製造中。これは切っただけ。
— あや🐼フルマラソンに出るらしい。 (@aya_keiei) 2022年12月31日
去年は間に入れるブロッコリーとか用意していた気がするけど、今年は緑がきゅうりしかないから、きゅうり適当に切って入れました。飾り切りとかはできません。
あー、枝豆でも良かったな……。 pic.twitter.com/kTv99nBUT7
私の実家はおせちは買う派。我々兄弟が独立した後は、おせちじゃなくお寿司を出前で取る派に転向しました。
子どものころに食べた「おせち」といえば、買ったおせちのイメージで、なんだかよくわからない料理がちまちま入っていて、どれが美味しいのかよく分からず、栗きんとんと黒豆とかまぼこを永遠に食べることになります。
一方、夫の実家はおせちを手作りする派。初めてお正月を夫の実家で過ごしたとき、手作りおせちの美味しいのにびっくりしました。姑がめちゃくちゃ料理上手なのと、私の味覚がたぶん進化したのと。お重の大半は関西風の綺麗なお煮しめ。そして、何時間も煮込んだ黒豆が美味しい。海老とかいくらとかその他高級食材は入りませんが、そんなのいらない、おいしい。白味噌のお雑煮も美味しい。
夫はおせち大好きで、「なんでみんなおせちまずいって言うのか分からん」と言います。そりゃそうだ。だって、おいしいもの。
推測ですが、買ったおせちは超繁忙期の中、めちゃくちゃ工夫されたオペレーションで作っているはずです。ケーキ屋さんのクリスマスケーキと同じですね。何日も前から作り置きできるものは準備して、30日や大晦日に間違いなく届くようにするはず。
でも、食べ物は作りたてがいちばん美味しい。姑の愛情とか、作っている様子が見えるとか、そういうのを抜きにしても、たぶん鮮度では勝っていると思います。あと、好き嫌いに合わせて嫌いなものを抜いたりできるのも、手作りの良さですね。
というわけで、コロナやら仕事やらで、自宅で年越しするときには、自分たちでおせちを作ることにしました。今年で手作りおせち3回目ですが、メニューはほとんど同じです。
- お煮しめ(圧力鍋:私担当)
- 紅白なます(私担当)
- 黒豆(圧力鍋:私担当)
- 栗きんとん(圧力鍋:私担当)
- 田作り(夫担当、姑直伝)
- かまぼこ・だてまき(既製品、切るだけ)
- お餅(餅つき機)
- お汁粉用つぶあん(圧力鍋:私担当、前々日までに煮ておく)
- 雑煮の元(私担当、2倍の濃さで作り置き)
圧力鍋さまさま。圧力鍋はひとつしかないので、順繰りに作ります。大晦日に作ることが多いです。今回は9時スタート、15時完了でした。途中で子どもに手伝ってもらう工程を入れたり、買い物したりしたので、それがなければもう少し早く終わったかな。
だいたい作りながら家族全員でつまみ食いをします。今回は大晦日に黒豆が30%消えていました。え、去年の倍量煮たんだよ……? もはや「つまみ食い」ではない気がしますね。大晦日の晩ごはんは年越しそばと、おせち(重箱からはみ出た分)と決まっています。重箱に詰めたおせちは元旦にいただきます。
このメニューなら、作るのはそんなに難しくないですね。3日〜4日分の作り置きを1日でやる、しかも同じメニューで文句ない、というありがたいお話です。夫もおせち好きですが、子どももよく食べます。今年は本当に黒豆をよく食べました。
姑のおせちと明確に違うのは、圧力鍋で時短を図ること、お煮しめの味付け(私が作ると関東風で黒め)、お雑煮がすまし汁(これも関東風)、というところですかね。
また姑の作るおせちも食べたいなあ。今度の年末は帰省できるかしら。
【ポエム】とある企業の人事施策
ポエム(poem)
1 1編の詩。韻文作品。
2 詩的な文章。詩的だが中身のない文章・発言を揶揄していうこともある。
(デジタル大辞泉)
A社は同族経営の中小企業である。この老舗の後を継いだ社長は、組織の改革のため、3つの取り組みを行った。
ひとつめはプロジェクト活動。通常業務の部署とは別に、いくつか社内でテーマの異なる、会社を改善するプロジェクトチームを発足。参加メンバーは若手中心でリーダーも若手。参加も不参加も自由であるが、参加すれば手当が出る。活動内容は各プロジェクトに任せられている。部署横断でヨコのつながりもでき、楽しく活動できる。
ふたつめは社内アンケートの実施。社員が上司や部署の評価をして点数をつける。また、改善すべきことを自由に書くことができる。これは無記名で行われ、誰が書いたか分からない形に集計され、社長のもとへ届く。これをもとに社内の改善が行われるのだ。このアンケートの点数は年々上がっている。
みっつめは新卒採用の強化である。元々は高卒や中卒の中途採用ばかりであったが、次代を担う大卒の新卒を採用した。情報発信を強化し、優秀な新卒を採用。既存の社員も、それまでは技術を見て覚える、盗んで覚えるものと考えていたが、教えたり、マニュアルを整備したり、教育に力を入れるようになった。
事実には裏と表がある。
裏と表だけではなく、もっと立体的で多面体なのかもしれない。見る者によって見え方が変わるものだ。
A社の活動もしかりである。
プロジェクト活動は数年続けていると活動内容が固定化されてきた。前年までの活動で社長や社員から高評価だったものは続けなくてはならない。社内活性化のための宴会の幹事や、社内報の作成などは膨大な時間がかかる。それを、時給換算すれば最低時給を割るほどの手当で行う。プロジェクトに参加しても、会社が変わっていく実感は得られない。社長に活動報告をするが、改善の効果が見られないので、社長は激怒する。楽しそうだとやる気に満ちてプロジェクトに参加した社員は、会社に失望して退職していく。プロジェクトメンバーは常に入れ替わり、若手ばかりである。
社内アンケートの集計係はアンケートの時期のたびに憂鬱であった。アンケートの結果が悪いと、「なんでこんなに点数が悪いんだ!改善しろ!」と社長が激怒するからだ。小さな会社である。その話はすぐに伝わる。この事情の分かる社員はアンケートに満点しかつけられなくなった。小さな会社なので、名前を伏せても、記述内容や筆跡から誰が書いたか分かってしまう。もう何も書けない。ほどなくして、また集計係が退職した。
苦労して採用した新卒はすぐに辞める。優秀な新卒の友人はやはり優秀で、連絡を取るたびに、会うたびに大手企業の話を聞く。A社の給与は大手に比べると見劣りがするようだ。A社のこの手取りでは結婚などできない。年中無休でシフト制なので、育児もしやすいとは言えない。転職するなら若いうちだ。新卒だった若手は退職していく。中途は元々なかなか定着しない。ベテラン社員がマニュアルの整備を行い、教育スピードを上げても、離職するほうが早く、常に人手不足だ。
事例Ⅰのような施策を盛り込んだA社はなかなか社員が定着せず、いつも募集をかけている。社長は忙しく、めったに現場には来なかった。
人事施策は難しい。本当に難しいのだ。大企業で当たり前に動く仕組みが、中小企業にはなじまないこともある。