とらぬたぬきの皮算用

中小企業診断士を目指しています。

恋バナをしたくなってきた。

えーっと、夫とは婚活で出会ったのですが、その前の話を少し。夫の前にお付き合いしていた方のお話です。

26歳の春、当時お付き合いしていた方とお別れしました。3年付き合って、私は結婚も考えていたのですが。

以前から結婚観の食い違いは気になってはいたのです。私は20代のうちに結婚して、共働きして、子どもが早く欲しかった。一方、当時の彼氏(以下、面倒なので「元彼」とする)は、奥さんになる人には専業主婦になってほしかったようです。ごはんを毎日作ってほしかったらしい。(それさぁ、てめぇの年収では無理だし、そこに私の意志は関係ないのかい?)そして、元彼は「今は結婚は無理」と言いました。うん、うーん……?

その日も元彼の部屋にいて、その日も話は堂々巡り。とりあえず、籍を入れる前に同棲しよう。同棲するなら、お互いの職場の中間地点でこの辺かなぁ。

元彼「そうそう、引っ越すなら、その空気清浄機と浄水器も持っていきたい。」

???

話の流れがちょっと不自然じゃない? あと、ちょっと前から空気清浄機があるなぁと思ったけど、男のひとり暮らし、花粉症でもなければタバコも吸わない人に、空気清浄機、要る??? 料理もろくろくしないのに、浄水器、要る???

元彼「空気清浄機と浄水器がそれぞれ7万円したんだよね。」

え、高すぎる!!

たまたまこの日の前日に、職場に空気清浄機を置くことになり、近くの家電量販店で買ったところだったのです。8,000円のちゃちいやつと30,000円の高級機があり、上司が「予算15,000円」と言っていたので、泣く泣く8,000円の方を買って職場に戻りました。

からの、70,000円! 高級機2台とちゃちいの1台買える!!

浄水器はこのときは値段感が分かりませんでしたが、おそらくそこまでお金を出さなくても買えるだろうと思いました。

頭の中が?マークでいっぱいの私に、元彼が見せてきたのが、なにかのパンフレット。

元彼「こういうおもしろいビジネスで買ったんだけど……」

見ると、家系図のような、枝分かれする図。

これは! もしかして! ネズミ講!!!

後から分かったのは、「ネズミ講」と「ネットワークビジネス」は違うものらしいです。違うものらしいけど、どっちにしろ結論は変わりません。

私「そのビジネスを止めないと別れる!」

元彼は何かごちゃごちゃ言っていましたが、そのビジネスとやらを止めるつもりはないみたいです。

私「じゃあ、別れる!」

 

このお話、Twitterでもしたような気がしますね。落語のように何度も話しているので、脚色が入っているかもしれません。

すぱっと別れて、その決断は間違ってないと思うものの、しばらく落ち込みました。元彼、顔も良いし性格も良いし、こんな優良物件とお付き合いすることは二度とないと思っておりました。その後の様子は存じませんが、この元彼が幸せにお過ごしだといいなと思います。

26歳、結婚式の招待状もあちらこちらから届きます。子どもも欲しいし、母が露骨に圧をかけてくるし(「婚圧」って死語ですかね?)、とにかく婚活を始めることにしました。この後、婚活Kindleに書いた地獄の婚活をやることになります。

話が長くなるので、続きは次の記事にします。