とらぬたぬきの皮算用

中小企業診断士を目指しています。

そして婚活へ

前回の続きです。前回の記事がすごい読まれてしまった(当社比)ですけど、あれは前段のつもりでした。今回はそんなにおもしろくないです。

26歳、とにかく結婚したい、子どもを産むなら早いほうが良い、というわけで、当時付き合っていた彼氏欲しいとお別れしてから1ヶ月経たないうちにペアーズに登録しました。我ながら、行動力だけはあるのです。

ペアーズやりながら、相手の条件を絞りました。後にオーネットに移行しますが、この条件に関してはほとんどぶれていないと思います。次にいくつか挙げます。

①結婚願望がある人。

いつ来るが分からない「俺の結婚の覚悟のできるタイミング」を待っていられません。20代はもう後半です。

②私が東京で働き続けることができる。専業主婦にはならない。

都内にある実家のサポートを受けながら、高校も大学もたくさんある東京で子育てしたい。だから、「俺の転勤」についていくつもりはありません。俺が単身赴任で行くのはしょうがない、勝手にしてくれ。この①と②は現実問題として譲れませんでした。

③年収が400万円〜800万円の間であること。

これはすごく微妙なのですが、婚活を始めた当初は年収400万円くらいでひとり暮らしをしておりました。転職してから夜勤と残業がなくなった代わりに、年収は下がって300万円くらいでしたが、どうにかひとり暮らしができました。なので、2人で年収600万円あれば、十分暮らしていける気がしました。サラリーマンで年収1,000万円を超える人は、恐らく忙しいでしょうし、家事負担全部を当たり前に私が被ることになりそうです。それはちょっと嫌だなぁ。専業主婦になって、稼ぐ夫を立てながら、というのには、私はあまりにも向いていないのです。

④日本語が通じる頭の良さ

婚活市場にいる、話が通じない人の多さよ……。共働きで話し合いにより家事分担をしないといけないので、コミュニケーションがちゃんと取れる人でないと困ります。

⑤良いパパになりそう

子どもが欲しい人が良いし、子どものためにある程度の時間が取れる働き方だとよいなぁ。

⑥ひとり暮らしの経験がある

「結婚したら、お嫁さんが家事炊事育児全部やってくれる!」

という幻想をお持ちの方とは一緒に生活するのが難しいです。専業主婦やパート主婦のお母さまと同じ家事労働は、フルタイム勤務の私にはできません。最低限の家事ができて、働きながら家事をきちんとやるのが難しいことを理解している方が良いです。共働きだったら家事も分担しないと無理でしょう。実家で家事をやっている人もいるでしょうが、私自身が実家で何もやらないタイプだったので、ひとり暮らし経験者のほうが安心です。実家の人とひとり暮らしの人では金銭感覚も違いますよね。

で、ここまでは好きなタイプというよりも、育児を乗り越えるための条件です。既にとても厳しい。でも、先に条件で相手をある程度絞れるのが婚活の良いところでもあります。

好きなタイプに関しては、「賢いオタク」が良いというふわっとした感じで探しました。この層なら勝ち目があるという打算もあります。インドアなオタクは無害で共同生活に向いていますよ(偏見)。

友達に紹介をお願いするときも、「賢いオタク」を紹介してくれ、と頼みました。キャッチコピーがあると便利です。

(ちなみに夫は以上全部兼ね備えていました。ついでに舅も姑も人徳者!素晴らしい!)

 

で、婚活市場には、以上の条件を兼ね備え、顔が良く、身長も高く、性格も良く、収入も良い人はなかなかいません。というか、存在しても、きっと若くて美人な彼女がいて、離さないはずです。そして、自分がモテると分かっている男性は扱いづらいし面倒くさい(偏見)。あと、モテる人はそもそも婚活市場にはあんまり出てこないですよね。

ひとまず高収入と高身長にはあまり興味がないので検索で除外します。それが好きな人に譲ります。競争率高そうだし。

顔は割となんでも大丈夫だと思っていたのですけど、会ってみるとそうでもなかったりしますね(ひどい)。

性格とか、コミュ力は会ってみないと分からないです。でも、メッセージでいまいちだった人はお会いしてもいまいちだった気がするので、お会いしなくても良かったかもしれません。

 

ここまで書いて、着地点を見失いました。書き始めたときは、「婚活にはビジョンが大事だと思うよ!」というお話をするつもりだったのです。でも、それは中小企業診断士2次試験事例Ⅰで「士気向上を図る」って書くのと同じような、「だから具体的にどうする?」がすっぽ抜けたようなお話のような気がしてきたのです。そんなものなくても、幸せに暮らしている人はたくさんいらっしゃるし。

具体的なアドバイスめいたものは何も言えないなあと思います。理論上はみんなと逆を張れたら強いはずですが、それより大事なのは本人の納得ですし。もし、婚活やっていて辛い思いをしている人には、「そうですねぇ、変なやつばっかりで辛いですよねぇ。」としか言いようがないです。無責任な「頑張ってください!」をお贈りします。