とらぬたぬきの皮算用

中小企業診断士を目指しています。

新幹線の靴

うちの子どもは女の子で、めちゃくちゃおしゃれさんです。身につけるものにこだわりが強くて、朝着ていく服と保育園の着替えに持っていく服を自分で決めます。おしゃれさを分けてほしい気持ち半分、なんでも良いからとっとと準備してくれの気持ち半分です。

その子どもの靴が小さくなってきたので、新しいものを買うことにしました。いつも服を買うときのように、ネットで画面を見せながら選びます。

「あたち、○○くんとおんなじ、ちんかんてんのくちゅがいいの!!」

え、新幹線のデザインの靴……? ちなみに、この前子どもがはいていたのは、ピンク色、ハートの模様、キラキラ光る反射板つきで、女児!!という感じのデザインのもの。ずいぶん趣味が変わったねぇ。うーん、新幹線の靴か……。どう見ても男児向けだよな……。

ちょっと考えたのですが、特に止めませんでした。「こっちのほうが良くない?」と女児向けデザインに誘導することをせず、

「本当にこれで良いんだね??」

と念押しだけして、その新幹線の靴を買いました。特に買ってはいけない理由はない気がしましたし、本人に買わない理由を説明できませんし、他のにしようと言ったら怒るに決まっています。

買った靴が届いた翌日、子どもは新しい靴を履いて、

「ちんかんてん、びゅーんびゅーん!」

と走ってごきげんに保育園に向かいました。新しい靴は良いよねぇ。

念のため、連絡帳に

「靴を新調しました。本人が気に入って選んだ新幹線の靴です。」

と書いておき、それとなく予防線を張りました。大丈夫かなー、「それはおとこのこのくつだよー」とか言われないかなーとやや心配でした。

保育園の連絡帳には

「新しい靴でごきげんに公園に行きました。」

とあり、本当にごきげんに帰宅してきたので、安堵。本人が気に入っているなら、まあ良いかな。