とらぬたぬきの皮算用

中小企業診断士を目指しています。

化粧難民による化粧研究週間

1月まで働いていた職場は食品工場だったので、頭巾・マスク・白衣の制服で、お化粧していても目しか見えず、朝バタバタだったのでだいたいすっぴんで出勤しておりました。それが咎められる職場じゃなかったですね。異物混入防止や匂い移り防止のために「ナチュラルメイクで」「香りの強いものは禁止」という規則がありました。

というわけで、ここしばらく、何かあるときじゃないとお化粧しなかったのです。アトピー性皮膚炎の持病もあって、肌がよわよわなので、化粧しなくて良いならしたくないのです。が、最近、zoomを開いて自分の顔を見ながら面接の練習をしていると、なんか化粧がおかしいなーと思い始めました。数日考えた末に、チークとリップがおかしいという結論に達しました。

たぶん、人生でいちばんかわいい顔になっていたのは結婚式のときです。そのときにしてもらったメイクに似せて、当時アイシャドウを選び直したりしました。が、チークとリップについては、適当に選んだものを使っておりました。これも、結婚式のときに使ってもらった色に似た色が見つかれば、違和感がなくなりそう。よし、変えよう。

いちどおかしさが気になると、どうにかするまで止まりません。止まれません。だって、zoomで自分の顔を見ながらしゃべるのに耐えられない。

まず、ネットでパーソナルカラーを自己診断します。これも占いみたいなもので、4つの類型にみんな当てはまるのかよく分かりませんが、ひとつずつ見ていくと、絶対似合わないやつがあるくらいのことは自分でも分かります。服は黒とパステルカラーは絶望的に似合わない、リップは薄いピンクはダメ、青系のアイシャドウはお化けみたいになる、など。じゃあ、イエベかな。

それをもとに、チークとリップを選び直します。パーソナルカラーの類型に合わせて、「この色がおすすめ!」みたいな情報がネット上に山ほど出ているので、それを見ます。イエベの人にはブラウン? オレンジ? ピンとこない……。

化粧品の色の名前の付け方、すごく悩ましいところなんでしょうけど、ピンクとオレンジが混ざった色を「オレンジ」と呼んだりするので、名前では私にはよく分かりません。色はパソコンで見ていても、お店で見ても、サンプルを手に塗ったりしても結局よく分かりません。リップもサンプルありますけど、このご時世、お店のサンプルを口に塗るのは抵抗があります。色が合うかは家に帰ってフルメイクしないとよく分からないのです。結局、えいやっ!で買って帰って試すしかない。したがって安いものしか買えないのです。

お化粧好きな人は「この色を塗ったらこうなる」って分かるんでしょうね。料理好きな人が食材を選んで献立を考えるように。その域に達するまで、私のペースだとあと千年かかるなぁ……。

今回はオレンジとピンクの混ざったような色のチークを2つ、赤いリップ3本を買って、使ってみて、早々に結論が出ました。良かったです。全部塗ってみて全部合わない!(と頭をかきむしる)ということもあり得たので。

これは自己満足の世界なので、自分がこれで良いと思えることが大事なのです。塗るものが決まったので、面接に自信をもって挑めそうな気がします。