とらぬたぬきの皮算用

中小企業診断士を目指しています。

スピード問題集のすすめ

中小企業診断士1次試験対策として、スピード問題集がおすすめです。詳しいお話はこちら(突然のCM)。

 

これは戦争を呼ぶ命題かもしれないのですが、私は過去問は参考にはなるけれども、あくまで過去に出た問題であって、未来に同じ問題は絶対に出ないと考えています。類題は出ますが。

しかも、本試験の問題は最新の法令や状況(例えばコロナや物価高など)に左右されます。とすると、過去問だけでは対応しづらい気がします。基礎から外れた変わり種の出題も毎年あります。それに惑わされない対策が必要です。

2次試験については予備校各社、過去問の精度にかなう作問はできていないので、過去問が最良の教材です。でも、1次試験は選択式ですし、かなり研究が進んでいます。過去問だけにこだわることもないかと思います。

 

TACのスピード問題集は、1次試験の予想問題としてかなり精度が高いです。これを100%自信を持って全部解ければ、1次は合格できます。(ただし、大抵の方はそこまで仕上がらないまま、試験当日を迎えます、たぶん。私も100%なんて仕上がっていません。)

しかも、あれだけ広範囲を扱っていながら、誤植が比較的少ないです。これも学習を進める上でありがたいなと思います。

プロが過去問の分析をして、次に出そうな予想問題を作ってくれているので、これを使わない手はないなぁと思います。範囲が膨大な割に問題数が少ないのもミソ。これは、同じ話題はだいたい1問という構成だからです。被りが少ないのです。したがって、ぐるぐる回せる問題数なのです。「スピード」の名の通り。

 

というのが、「令和3年度版」のスピード問題集のレビューです。令和4年の1次試験もスピード問題集で対応できるものだったのかは、まだ令和4年の1次試験を7科目解いていないので……、はい、解きます。解きましょう。解けば、はっきりしますね。

 

他の参考書や過去問もきっと良書なので、すでに取り組んでいる方はそれで良いと思うんです。惑わせたらすみませんが、途中で乗り換えるのもおすすめしません。

でも、個人的にスピード問題集はとてもとてもおすすめです。スピ問をすでに手に取っていらっしゃる方は、ぜひめげずにぐるぐるしてみてください。これを仕上げてから過去問を解くのがおすすめです。

 

私も2次試験に落ちたら、令和5年度版のスピード問題集7冊揃えます。今年も結果が気になる年の暮れです。来年もよろしくお願いいたします。