とらぬたぬきの皮算用

中小企業診断士を目指しています。

ばーばのエレクトーン

離れて住む姑と舅が大好きで、義実家帰省を毎回楽しみにしている私です。離れて住んでいるからこそかもしれませんが。

姑の作るご飯が最高に美味しくて最高。実の実家以上にのんびりと過ごす時間。今の会社を退職したら、もっと義実家で過ごす時間を増やしたいと勝手に画策しています。

なお、帰省の間、姑が家事炊事をめちゃくちゃ頑張ることによって、我々夫婦ののんびり時間が確保されています。なので、帰省の時間を延ばしたり増やしたりしたら、姑にとっては良い迷惑の可能性が微妙にありますね。

 

で、その義実家にエレクトーンがあります。帰省中、天気が悪く、外に出られない日に、姑がエレクトーンを弾いてくれたのです。「久しぶりに弾くとダメやねー。」などと言いながら。

子どもは、ばーばが弾くエレクトーンに夢中で聴き入っています。目をキラキラさせながら。正直に申し上げて、ばーばの演奏がめちゃくちゃプロ級に上手いというわけではないのです。途中で止まるときもありますし。

それでも、生演奏の力ってすごいなーと思いました。子どもは夢中で静かに聞いていました。(これがまず奇跡。)ばーばの演奏が終わった後、「あたちもやるー!」とエレクトーンのキーボードをでたらめに叩き、何の曲も流れないことに猛烈に怒っていました。うん、めちゃくちゃ練習が必要なんだよ。ばーばは10年やったって言ってたじゃん。「まま、やって!!」って言われたって、ママできませんよ。

 

私は東京生まれ東京育ち、ずっと借家住まいで楽器禁止物件に住んで育ってきました。楽器は学校の授業でしか習ったことはなく、授業レベルでもめちゃくちゃ音痴で下手です。

小学校の音楽の授業で習ったリコーダーは低いほうのドとレの音が出ません。ちゃんと指で押さえているつもりなのに、「ピーーー!」と明らかに高い音が出ます。手が小さいため穴を指で押さえられないのと、単に下手なせいです。

大学は教育学部だったので音楽の授業があり、ピアノで両手で弾き語りするという課題が出ました。が、最後まで一曲も弾けるようになりませんでした。(出席はしていたので、お情けで単位はいただけました。)

ちなみに歌も下手です。カラオケはなるべく行きたくないものです。

 

というわけで、音楽の素養がまるでないので、楽器が弾けるようになるまでにどれほどの練習が必要なのかも全く分かりません。

 

でも、もしも楽器が弾けたなら、自分で弾いて子どもに聴かせたかったなと思います。あれだけ夢中で聴いてくれるなら。