とらぬたぬきの皮算用

中小企業診断士を目指しています。

文学研究と中小企業診断士試験を受験した理由(人生を遡るシリーズ⑦)

書店でのアルバイトの他に、学生時代に一生懸命やっていたのが、自主ゼミの活動でした。

この「自主ゼミ」、母校独特の仕組みらしいです。単位にならない、勉強のための部活のような組織です。大学1年生から大学院生まで所属していて、先輩が後輩に教える文化があります。

 

教育学部でしたが、『万葉集』のゼミと『源氏物語』のゼミを掛け持ちしました。卒論も主に『万葉集』と『源氏物語』で書いています。なので、教育学部出身ですが、専門はと聞かれたら「教育学と日本文学」という説明をしています。

このゼミの発表準備がかなり大変で、1週間にWordで1万字くらいは打ちます。文章を書くのに時間がかかるとこなせないので、ブラインドタッチで早書きする習慣がつきました。他のゼミ員の文章校正もしますので、日本語センサーが鍛えられました。

 

今思えば、この経験は中小企業診断士2次試験に活きているかなぁ、と思います。ビーズアクセサリー屋の屋号を「月舟屋」に決めるときにも役に立ちました。あとはKindleの役にも立っていますね。

 

このゼミつながりの友人は今でも子連れで一緒に遊ぶ仲ですし、今でもたまにゼミの後輩の研究発表を聞きに行ったりします。

このゼミが楽しくて、老後に文学で博士号を取るのが夢のひとつでもあります。

 

以上、自分の人生を振り返るシリーズと、題して7回に渡って書いてきました(自分のこと書きすぎ)。

これを踏まえて、中小企業診断士を受験した理由を書いてみます。

 

まずは、今の会社は中小企業なので、今の仕事に役立つ知識が得られそうだから(でも、今の仕事は結局退職することに決めましたが)。特に、製造業の知識が皆無で、どう改善したら良いか学びたかったため。

次に、今の会社を辞めることになったときに、それで食べていける可能性があったから。勉強を始める前に転職活動もしていたのですが、子どもがいるせいか、コロナのせいか、全く箸にも棒にもかからない状況でした。独立して自分のペースで働けたらありがたいなと思っています。

それから、コンビニ時代の知識が活かせそうだったから。コンビニの営業は、個人事業主が多いコンビニオーナーの支援なので、小規模事業者の支援でもあるんですよね。

そして、論述問題であれば、文章を読んで書くことに関しては、ある程度戦える気がする打算です。自主ゼミでの経験が活きて、文章を書くのは早いためです。(実際には去年2次試験に落ちているので、差別化にはならなかった模様。)

他の士業の資格として、社労士が気になってはいたのですが、中小企業診断士1次試験の経営法務が苦手すぎて、私には無理だなと思いました。中小企業診断士受験を選んで良かったです。

 

もし受かっていたら、どうやって仕事にするか、が問題ですけれども……。

予備校の赤ペン先生のお仕事がいただけるならやりたいです。Kindleはちまちま書きます。Kindleの書き方を伝えるのもどこかでやりたい。他の執筆もやってみたい。アルバイト雇用の悩みを聞いて考えるのもやりたい。食品業界は製造と小売を経験しているので、スムーズにいく何か仕組みを考えるのをやりたい。

やりたいことがとっ散らかっています。たぶん、とっちらかったまま、合格発表の日を迎えるのだと思います。