とらぬたぬきの皮算用

中小企業診断士を目指しています。

商標登録出願中

前回の続きです。

屋号を決めまして、それがツイッターで好評だったので、「商標登録をしたほうが良いですよ」という趣旨のありがたい助言をいただきました。感謝。

趣味の延長というか(といっても、製品の品質は間違いなく作りますが)、超零細の予定の商売の屋号に商標登録というのは、正直大げさな気もしました。

もし、屋号が素敵だとしたら、きっと素敵なのは万葉集。冒頭の「こもよ みこもち」からみんなで読もうぜ、万葉集。全部音読すると、1日7時間読んで4日くらいで全部読めますよ。(妙に具体的なのは、学生時代にやったことがあるからです。複数人で順番に読んでも、最後にはのどがやられます。)

しかし、これ以降、自分で商標登録する機会はあるでしょうか? うーん、たぶんしばらくない。しかも、登録に失敗したところで今回ダメージはそんなにない。これも良い勉強だと思って出願してきました。

 

商標登録出願には、「Toreru」というサービスを使いました。

https://toreru.jp/

簡単でお安いのだと思いますが(他をちゃんと比較検討していないから良く分かっていない)、誰でもできる!というわけでもないなぁと思いました。

まず、商標として登録できるか調査。Toreru調査(専門家が調査、調査有料)とAI調査(商標登録が可能か自動で判断するらしい、調査無料)の二択。もちろんAI調査を選びます。

すると区分がずらり。うちの商品はどれだ? 分からんけどたぶんこれかな? 今はやらないけどやる可能性がある分野はどうする? うーん???

しばらく悩んでエイヤで複数選び、次へ。調査は無料でも出願するのに印紙代はかかるとのことで、区分を広めに選んでいたため価格にびびって絞り込み、支払情報などを入力してエイヤで申請! がんばれ、私の20,600円(印紙代)!! 登録までには半年くらいかかるらしい!(そして、登録の際にはさらにお金がかかるらしい。)

後から思いついて、特許情報プラットホームでビーズのメーカーさんなどを検索にかけて、選んだ区分がたぶん間違っていないことを確認しました(出願のボタンを押す前にやれ)。

 

Toreruの操作自体は簡単といえば簡単なのですが、区分を選ぶ部分は区分自体がややこしく(なぜそれとそれを分けた?と疑問に思うところが多い)、区分選び自体が今後の戦略と関わる部分で、戦略が明確でないと選べないため、専門家って大事なのだなぁと思いました。仮に失敗してもこの場合リスクが少ないから強行しましたけど、それでもできれば相談しながらやりたいと思いましたもん。弁理士さんすごい。

 

というわけで、良い経験、良い勉強になりました。経営法務、大事。弁理士の友人も大事。

さて、月舟屋の中身を作るぞー!